IHRP 全国高校生異分野融合型研究プログラム

プログラム

昨年度の参加者と、サステナブル・ブランド国際会議2021にて

IHRP 2022 とは?

未来の担い手である高校生たちが、「型にはまらない」発想を活かして、様々な研究分野の視点から将来の「水」問題に取り組んでいくプログラムです。

社会を取り巻く30年後の「水」問題を解決するためには何をすればいいのか、各参加者の多様な視点を基にビジョンを真剣に議論しながら、研究活動を通して実践へとつなげます。


私たち「学生」が社会問題に正面から向き合いながら、研究活動と連携をすることで、未来を創り、未来を変える一歩を踏み出しましょう!

*2022年度の参加者の募集は終了いたしました。*

テーマ

水は資源であり、場です。
水は昨今の多くの社会問題の根源になりうる一方、その解決策にもなりうる高い可能性を秘めています。


つまり、いかなる分野であっても、水との関連性は切り離せないのです。
 

多角的なアプローチが可能な水をテーマにすることで、
高校生のユニークな視点を存分に活かすことができると期待しています。

 

プログラム紹介ビデオ

スケジュール

<研究第1段階>

時期:2022年2月〜8月 (週2回程度)
場所:オンライン・提携研究室


第1段階では、分野と実社会の繋がりや分野同士の繋がりを学んでいきます。
初めに、研究分野や居住地域に基づいた研究室に所属し、研究の基礎やその分野の視点、考え方を学びます。
全参加者共通のワークショップを通じて、議論をしながらテーマである「水」に関する課題の探索を行います。

高校生が研究に参加するにあたり、基礎的な知識などのサポートも行います。また、知識を身につける過程で英語の論文に挑戦してもらう可能性があります。

jikken

<キャンプ>

時期:2022年8月 第2週
場所:東京近辺
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため、キャンプがオンライン開催・日時短縮になる可能性があります。


キャンプでは、それぞれが第1段階で得た経験や知識を共有し、それをもとにテーマである「水」に関して話し合い、共通のゴールや理想像を作り上げます。

そして、その理想の達成に貢献する研究を、自分で選んだ分野の中でデザインし、研究者のメンターと共に研究プロポーザルを練り上げます。

<研究第2段階>

時期:2022年8月〜2023年2月(参加者によって回数は異なるが週2回程度の活動頻度を予定)
場所:オンライン・提携研究室

第2段階では、キャンプで設定した研究プロポーザルをもとに、提携研究室のもとで研究を行います。
また、毎月1回程度の意見交換会を行い、全体の理想像も適宜修正しながら、異分野融合を体験します。第2段階終盤では最終発表会に向け、研究のまとめ作業を中心に行います。

昨年度のプログラム成果発表の様子

<成果発表>

時期:2023年2月下旬 場所:サステナブル・ブランド国際会議2023、各種学会

プログラムの学びや成果を対外的に発表する機会です。発表を通して企業や研究者と共同で、さらに研究を発展させることを目指します。 研究成果が著しく、希望がある場合には、論文の執筆や学会での発表も視野に入れます。

昨年度のプログラム成果発表の様子

支援内容

IHRPは、参加者が研究活動を通じて社会問題に対するイノベーティブな解決策を生み出す第一歩を踏み出すことをサポートします。多様な高校生が互いのユニークな視点を共有し、ともに社会環境に向き合い続ける仲間に出会う場を提供します。
本プログラムの開催にあたり、居住地域や経済的状況によってプログラム参加の可能性が狭まることのないよう、最大限サポートを行います。
①異分野・異地域の高校生が出会い、安心して議論できる場の提供
②プログラム参加にかかわる交通費の援助(研究費と合わせ約10万円)
③研究資金・研究室との連携など、研究活動に取り組める場の提供
④都市部だけでなく、全国各地方の研究室に提携を依頼

プログラムに関するFAQ

Q. 個人でも参加できますか?
A. もちろんです!基本的には個人での参加を想定しています。
 
Q. 文系でも応募できますか?
A. 大歓迎です。文理の壁を越え、多様な分野に関心がある高校生が集まってこそ異分野融合が生まれると私たちは考えています。
 
Q. 団体での応募は可能ですか?
A. 私たち運営側は、高校生一人一人の興味や情熱に真摯に向き合いたいと考えているため、個人での応募をお願いしております。
 
Q. すでに研究をしている場合も応募可能ですか?
A. IHRPのプログラムへの十分なコミットメントができる場合は、もちろん可能です。研究活動をしてきた中での学びや経験を是非生かしていただければと思います。一方で、研究活動等の経験の有無を問わず、公正に選考をいたします。
 
Q. オフラインで参加しなければならないプログラムはありますか?
A. 新型コロナウイルスの感染状況次第ですが、キャンプはオフラインでの実施を予定しております。交通費・宿泊費等の補助も適宜行い、オフラインでの参加を勧めております。しかし、各ご家庭でオンラインでの参加が適当だと判断された場合は、その限りではございません。
 
Q. 交通費は自主負担ですか?
A. 研究やプログラム参加にあたって多額の交通費が必要な場合、交通費を補助予定です。

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